緑の貴婦人 ~ビクトリアンスタイル~


5月と言えば、緑の季節!

「緑の貴婦人」の、ご登場です!

 

 

ブログを始めた2013年のゴールデンウィークは、
「祝日や記念日に乗っかる!」と言うことで、それにちなんだ記事を更新していました。

で、当然、5月4日「みどりの日」には、緑のお洋服を着たお人形を!
と言う安易な理由で、この方の登場となりました。

 

このなんとなくアンティーク風のセットを作ったのは、かなり前です。
「ジェニー復刻版1」を見て、作りました。

「シックな茶色も、きれいな黄色のアクセントで、
キュートなおでかけスタイル」

と言うのが、本の説明文でした。

別珍やサテンで、
「秋の香りを忍ばせたビクトリアン(貴婦人)」
になる(と、本に書いてあった)はずが。

手持ちのただの緑色の布を使ったら、
それとは程遠い出来上がりになりました・・・。

リボンの黄色に合う色を、
と思って緑色にしたのではなかったかと。

おかげで、秋と言うよりは、
だいぶ春っぽいお洋服になりました。

引いて見ると、こんな感じです。

上着は、だいたいそれっぽくなりましたが。

スカートのシルエットは、
お手本とはだいぶ違うかな・・・。

本当は、もっと細くなるはずなのに。

特に腰の部分、なんでこんなに張ってるんだろ?
やっぱり、素材が違うからかな~。

(縫い方が悪い、っていうのはわかってるけど、
一応わからないふり~。)

でも、上着のボリュームに負けていなくて、
これはこれでいいかな。

この写真では遠くてわかりづらいけれど、リボンはすべて、手縫いでつけました。

カーブがあったりして、私の技術では、
ミシンでは難しそう、と言うのが理由ですが。

実はもう一つ、大きな理由があって。

本に載っていた、同じ特集の中の違うお洋服も、
サテンリボンでラインをつけてあるのだけれど。

かなり目立つ位置で、押さえミシンがラインを外れていました。

それを見て、「えっ、これをこの状態で本に載せてしまうの?!」
と、かなりの驚いたものです・・・。

作っていた当時は、人に見せることはおろか、写真にすら撮る予定はなかったけれど。
「あんな風にだけは絶対にならないようにしなきゃ!」と言う、
素人なりに無駄な意地での手縫いです。

しかし実際は、透明な糸を使ったので結局よくわからない上、
なんか凸凹になっているように見えるかも・・・?

髪の毛をほんの少し、前に持って来てみました。

ボンネットでこれをやると、
本当に「お人形さん」って感じになるので、
大好きなのです。

ただ、最初はいつもつい忘れてしまって、
途中でやり直したりするのだけれど・・・。

 

このボンネットも、なんだか本のものとは
違う感じになってしまいました。

こんなに広がるものじゃないのにな~。

もちろん、これはこれでインパクトがあって
気に入ってはいるのですが。

ちなみに、巻きバラをつけてみたのは、
オリジナルです。

安易だけど、良いアクセントになった!
と、自画自賛。

今回も、モデルさんはいつものジェニーちゃん。

作った時のモデルもジェニーちゃんなので、
選ぶのは当然ですが。

今回はさらに、
貴婦人ならやっぱり金髪!
と言う、いつもの根拠のない思い込みです。

今まで十数年、服作りのモデルさんとして
遊び倒してきてしまったため、
自慢のストレートヘアも痛みがちで、
こういう使い方は少し気の毒な気もしますが。

でもどうしても、この服が似合うのは、
このジェニーちゃんしかいないの!

あ、でも、今なら、
エクセリーナさんでも、似合うかも・・・。

ちょっとポーズをつけて、
「お庭を散策中」っぽく。

緑の葉っぱたちの雑然感も、
自然あふれるお庭と思えば、なんとかなる?

けれど、後ろのブロック塀は、ねえ・・・。

でもこれも、何者の侵入も許さない、
ものすごくセキュリティのしっかりした敷地!

とか思えば、何とかなりませんか・・・?
ならないか・・・。

でも、ポーズにやけにリアリティが出て、
本当に歩いているように見えなくもないので、
実はこれもお気に入り~。

 

お散歩にお出かけの、緑の貴婦人です。

ちょっと引いて見ただけですが。

この場所で撮影すると、ついやってしまうのだけれど、
いつもこんな感じに、微妙な仕上がりとなります・・・。
(でもやっちゃう!)

 

「釣鐘水仙」と貴婦人。

この写真は、お花が後光のようになっていたのと、
右の赤いつぼみが、浮いたように撮れたのが面白くて、
載せたかったのですが。

このサイズに加工しちゃうと、全然わからないな・・・。

 

クリスマスローズがいっぱい咲いて、お花畑みたいになっていました。

庭の一角に、たくさん咲いているのだけれど、
今まで何回かお人形と撮ってみても、なかなかうまく撮れなくて。
ちょっと残念でした。

でもまた、挑戦してみました!

 

今回は、割とうまく撮れた気がします!
(自分調べ。)

さすが緑の貴婦人ですね!

ただ、元が非常に地味なお花なのと、
相変わらずの撮影技術と、自分のセンスの問題で。

上手に撮れても、結局この程度です・・・。

 

 

ここまで、緑の背景に、緑の服の写真が続いたので。

変化を求めて、小物を持ってもらいました。

お花のバスケットを持った、緑の貴婦人です。

本でも持っていたので、真似してみただけですが。(^_^;)

元は「秋の香りを忍ばせて」と、果物や何かが入っているようですが、
今回は春と言うことで、それっぽいお花(造花)を。

背景に似たサイズの本物があるのに、ここまであからさまな造花でごまかすとは、
我ながら大胆な決断だと思います。

 

かごは、以前にエコクラフトで編んだ、
「ゴッドアイのバスケット」です。

たまたま手芸店で見かけて、
ぜひ作ってみたいと思っていたのですが。

ネットをうろうろしていたら、
これもたまたま作り方を見つけたのがうれしくて。

お店で見たものと同じ配色で、早速作ってみました。

サイズも考えずに作ったのに、
ジェニーちゃんにちょうど良くなったので、
うれしさ倍増です。

 

この写真、割といい感じに撮れたのに、
横に愛車のおしりが写ってしまったので、
カットする羽目になったのが、ちょっと残念~。

さすがに、貴婦人の横に、
可愛いとはいえ軽自動車が写ってしまっては・・・。

ポーズも角度も一緒・・・。
と思いつつ、もう一枚。

ジェニーサイズのお人形は、着けていないと目立つので、
指輪(風の飾り)をつけることが多いのですが。

今回は、ちゃんと緑色!
の、指輪風です。

ちょうどいい写真がなくて、
遠くてわかりづらいですが。

いろんな色のラインストーンがあったので、
加工して、指輪にできるようにしてみました。

加工といっても、ホチキスの針を折って、
ラインストーンの穴に通しつつ、
お人形の指の穴にも通せるという、
思い付きで作った簡易なものですが。

こういうアイデアって、
よくジェニー誌に載ってたような・・・。

 

なんとなく、庭園風に見えなくもない?写真。

よく見ると、貴婦人のお庭にしては粗があり過ぎますが・・・。
それはお洋服も同じなので、実はお似合いなのかも。

しかし、お花が入ったバスケットを持って、
咲いているお花を見つめられると。

次のターゲットを狙っているようにしか、見えなくなっちゃう・・・。

 

なんだかんだ言っても、それなりに貴婦人っぽくなった気分の、
ジェニーちゃんなのでした。

 

 

この写真を撮ったのは、2017年の5月4日。
「みどりの日」のことでした。

家の庭のモッコウバラは、まだ咲き始め。
咲いているものもあるものの、つぼみがまだまだ多いかな。

でも、このドレスの「緑の布地に黄色いリボンのアクセント」と言うのが、
この時期のモッコウバラの葉っぱとお花とおそろいなので。

背景としては、ちょうどいいと思ったのだけれど、
緑の背景に緑の服なので、あまり目立たなくなっちゃったかも。

 

 

このドレスを紹介するページを作るため、
当時(2013年5月4日)のブログを読み返してみたのですが。

写真が、たった2枚しか、なかった・・・。

残っている元の写真も3枚しかなくて、そのうち2枚はほとんど同じ感じで、
さすがに使わなかったようです。

なので、あえて使っていなかった1枚を。
全身写っているのだけれど、上半身を中心に。

(なぜか)遠くを見ている、貴婦人です。

室内ながら、一応お花(造花)を飾ってみたりして、
ちょっとした工夫の跡が見えますね~。(他人事?)

まあ実際は、前日(5月3日)のリカちゃんのお誕生日の、
使いまわしだったりするんですが・・・。

しかし、改めて見てみても、
これじゃ、記事を書きなおせるわけがない!

と言うことで、5月、できればゴールデンウィーク中に撮影し直す写真の、
割と上位にリストアップされていました。

で、今年(2017年)のみどりの日のお洋服「緑の民族」と一緒に、撮影したのですが。

枚数こそ無駄に多いとはいえ、パターンが少なすぎる!
と言う、新たな問題が起きてしまいました。

写真自体はちゃんと撮れているし、もちろんジェニーちゃんは可愛いので、
全部使いたくなって、それはそれで悩みの種ではあるのですが。

せめて、もっと横から撮って、ボンネットの様子がわかるようにすれば良かった、とか、
いっそ外してみるとか、もっとポーズをつけるとか。

あとから見ると、もっと工夫していろいろ撮れたんじゃないかな・・・。
と、反省点ばかりです。

でも、お洋服はそれなりにいい感じに見えるし、
何よりジェニーちゃんに良く似合ってるし、やっぱりジェニーちゃんは可愛いから、
と、たっぷり使ってみました。

このホームページのコンセプトは、一応「ブログの写真や記事をまとめる」なので、
まずブログに載せたかったけれど。

5月にはやることが多すぎて、まったく間に合いませんでした。
6月にすら、できなかった・・・。

でも!時期を問わずに載せられるのが、
ホームページの良いところ!
(それでいいのかな・・・?)

 

 

今回、この記事を書くにあたって、
当時のジェニー誌を読み返してみました。

この服の特集は、「ビクトリアンスタイルブック」を見つけ、
うっとりするほど上品なドレスを眺めているうちに、
ビクトリアンドリームに包まれたジェニーちゃん、
と言うことで。

ほかにも、ジェニーサイズのビクトリアンスタイルのお洋服が、
いくつか掲載されていました。

どれも素敵で、あれも作りたい、これも作りたい、
と、それこそうっとりしながら見ていたことを思い出しました。

あの材料があれば、これがあれば・・・。
と思いつつ、とりあえず手に入った材料で、この緑のドレスを作ってみたわけですが。

今なら、多少行動範囲も広がり、材料を手に入れる機会も増えたので。

本に載っている、ほかのドレスにも、挑戦してみようかな・・・。

 

 

【参考資料】
「ジェニー復刻版1」№4(’90秋)

【モデルドール】
コーディネイトジェニー

 Blog 2013.  5.  4
 Up 2017.  7.  7
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