はじめましてリカちゃん


「はじめまして!」

明るい金髪に、真っ赤なリップがチャームポイント。

名前の通り、うちにはじめてやってきた、リカちゃんです!

 

 

初めてジェニーちゃんを手に入れたとき、思ったことは。

「1年くらいしたら、もうジェニーちゃん用に作りたいお洋服もなくなるだろうから、
そうしたら、リカちゃんを買おうかな~。」
でした。

実際に、当時は本気でそう思っていたのです。

もちろん、1年なんかじゃ全然作りたいものはなくならず、
むしろやりたいことが順番待ちしている状態でした。

結局、たまたま1年後にトモキに出会い、その翌年、ジュリアナさんにご縁があって。

もともと、お人形の服を作りたかったのであって、
お人形そのものを増やすという考えは全くなくて。

最初の数年は、1年に1体という今では考えられないペースで、
地味にお人形が増えて行ったのでした。

それでも、一応「リカちゃんも欲しいな~」とは思っていたのですが。

当初の予想はどこへやら、さっぱりジェニーサイズに飽きる気配もなく、
相変わらずちびちびと、好きなようにお人形服を縫い続けていました。

それが変わったきっかけは。

やっぱりジェニーちゃんにはまった時と同じく、
「わたしのドールブック」シリーズだったのでした。

もともと、「お人形サイズの制服を作りたい!」という、
非常に限定的な願望で始めたお人形服作りでしたが。

自己流でいろいろやってみても、どうにもうまくいかず、
悩んでいたところに発売されたのが、
「わたしのドールブック リカちゃん№9 制服と仕事着」でした。

ああ、これがジェニーサイズだったなら・・・。

と思いつつも、型紙を拡大すれば何とか使えるんじゃないかと、とりあえず本を買ってみて。

自己流でいろいろ調整し、なんとかジェニーサイズにして、
いくつか作ってみたけれど。

でもやっぱり、せっかく本があるのだから、そのままのサイズでも作ってみたいよね~!

だったら、お人形が必要かも!

ということで、最初に購入したジェニーちゃんから、3年後。

 

やってきたのが、こちらのリカちゃんなのでした。

きっとそのころは、今なら全部買い占めたくなるほど、
市販でもいろんなリカちゃんがいたはずですが。

とりあえず~、で選んだのが、トイザらスで大量に置かれていた、
一番ノーマルな、「はじめましてリカちゃん」でした。

いや、ノーマルっていうか、
とにかくお手頃価格!っていうか・・・。

今確認したら、なんと「799円」で購入していました。

新品箱入りでこのお値段です。
いくらなんでも、お手頃すぎじゃない・・・?

その名前の通り、
一番最初に手に取ってもらいやすいように作られた、お人形だったのでしょうね~。

今とは違って、お人形そのものって言うより、
お洋服を着てくれるモデルさん、という観点で選んだので、
とにかく「リカちゃん」であればサイズも同じはずだし、
それ以外はどんなお人形でもよかったのです。

・・・などと言いつつも。

お洋服を作っているうちに、結局。
リカちゃんサイズにも、はまってしまったのでした。

 

全身はこんな感じです。

それまで作っていたジェニーサイズと比べて、
なんでもちっちゃめなのが、なんか可愛い♡

と、ついリカちゃんサイズを作ってしまうことが
多くなったような。

でもやっぱり、ジェニーサイズも作るし、
のちにでこニキやちびっこサイズも作るようになって、
収拾がつかなくなってしまったのでした・・・。

アップにしてみました。

当時のごく一般的な、市販の「リカちゃん」です。

頬っぺたの辺りが、ちょっとぷっくりした感じ、
これが可愛いよね~。

 

同じ「リカちゃん」と言っても、
ちょっと前の市販の子と、今売られている子と、
リカちゃんキャッスルの子。

みんなちょっとずつ違うけれど、
それでもやっぱり、みんな好き!

リカちゃんと言えば、この明るい金髪!

長さは、腰くらいでしょうか。

これくらいが扱いやすくて、
初めてのリカちゃんには
ぴったりの長さなのでしょうね~。

ただ、この子も最初に買ったジェニーちゃん同様、
裾の方にほんのちょっとだけ、
髪がちりちりになってしまった部分があります・・・。

お人形の髪が熱に弱いなんて思いもよらず、
うっかり温風ヒーターの前で
着替えさせてしまったからなのですが。

ただ、それをやったのが子供のころではなく、
充分に大人になってから、
というのが、我ながら情けない・・・。

リカちゃんと言えば、どのお人形も、
お洋服のサイズは共通のはずなのですが。

このリカちゃんは、発売されたのが相当前のためか、
のちに発売された同じサイズのお人形に比べて、
腕がちょっとだけ、短いようです。

長い間、うちのリカちゃんサイズの子は一人だったため、
この子に合わせて、いろんなお洋服を作ってきました。

しかし徐々にほかのお友達も増え始め、
作ったお洋服を着せ替えてみたら。

あれ、なんだか袖が短め・・・?

ということで、ようやく気付いたのでした。

でもまあ、袖を調整するのは割と簡単なので、
特に問題ありません!

 

真っ白なお花に囲まれる、リカちゃん♪

大事にしてきたので、こうやって見ても、
特に汚れも痛みもなく、写真映えするこちらのリカちゃんですが。

実は現在、事実上の引退状態となっています・・・。

買ってから、数年後くらいでしょうか。
肩に亀裂が入り始め、その亀裂が複数になり。

それでも、ごまかしながらなんとかモデルさんをしてもらっていたものの。

2016年の冬。
とうとうその亀裂がぱっくり割れて、欠片が外れて、
腕がほとんど動かせなくなってしまいました・・・。

相当長い間、うちのリカちゃんサイズのお人形服のトップモデルとして活躍してくれたけれど、
さすがにその状態で、これ以上動かすのも可哀想なので。

モデルさんの座は後進に譲ってもらい、
らくちんなお洋服を着て。

ご隠居さんとして、のんびり過ごしてもらっています。

ただ、ブログの初期から活躍してもらっていたため、
このサイトでも、そのころ撮ったこのリカちゃんの写真をたくさん使いたくて。

それに、やっぱりここでも紹介したいし!

ということで、今回だけ特別に、復帰してもらいました。

 

「わ~、懐かしい~!」

なんて、言っているのかな?

購入した時に着ていた、
デフォルトのワンピースです。

ただ、ジェニーちゃんの時同様、
箱から出して、
速攻で脱がして着替えさせたので、
あんまり覚えていないかも。

確か、ほかに色違いでピンクのお洋服の子も
売られていた気がします。

でも、今も付けている、
この赤いピアスとハイヒールが欲しかったし、
(ジェニーちゃんがピンクのセットだったのもあるし)、
それに何よりも。

リカちゃんには、赤い色が似合うよね!

お人形の紹介は、着てきたお洋服の写真で、
というのが、お約束になっています。

今回も、できれば最初のお洋服を着せたかったけれど。

はじめましてリカちゃんは、肩を出す服は苦手なの。
(諸事情により・・・。)

ということで、肩を隠せるお洋服で。

キャッスルのアンダーウェアを真似して作った、
この真っ白なワンピース。

実は、何を隠そう、
こちらのリカちゃんを紹介するために、
作ってみたのでした。
(ブログの記事はこちら⇒ 

だから当然、良く似合っているよね!

何しろこれは、リカちゃんサイズで作ったはずなのに、
なぜかジェニーサイズでも行けるという、
なかなかハイブリッドなお洋服なのです♪
(物は言い様だな・・・。)

このリカちゃんは、
明るい金髪のおかげか、
どんなお洋服でも着こなしてくれます。

長い間、私が作ったへっぽこな、
どうしようもないお洋服を着続けてくれたから、
そう見えるだけかな。

  

「わあ、モッコウバラが満開~!」

今回の写真を撮ったのは、2017年の5月でした。

普段は地味な背景にしかならないうちのお庭が、一番華やかになる季節です。

以前、このリカちゃんをこの背景で撮ってから、ものすごく気に入っちゃって。

リカちゃんを紹介するのなら、絶対にこのモッコウバラの前の写真で!
と、決めていました。

何とか予定通りできたので、満足です♪
(ただ、実際に使うまで、約1年ほどかかってしまいましたが・・・。)

 

「スズランにも、間に合った~!」

やけに疾走感あふれる写真が撮れました。

風が強かったのかな?

 

 

再び、セラスチュームのお花畑で。

角度を変えると、ちょっとお茶目に見えるよね~。

リカちゃんは向かって右斜めから撮ると、
視線を合わせてくれるように見えるのが、好き♡

もちろん、正面屋違う角度から見て、
どこか遠くを見ているように見えるリカちゃんも、大好きです。

 

小さなバラの花とリカちゃん。

お人形とお花の写真を撮るのが好きなのだけれど、
なかなかうまく撮れません。

ただ、お人形とお花が並んでいるだけになっちゃうからかな。

お人形を可愛く撮りたい!
お洋服も分かりやすく見せたい!
せっかくの背景のお花もいっぱい入れたい!

というすべてをかなえる写真を撮るのは、そもそも無理なのかな~。

 

はみ出しても良いから!

と思い直して、思い切って近づいてみたら、少しは動きが出たかも。

「枠にとらわれない!」というのが大事かな?

でもそれを意識しすぎると、
今度は「枠にとらわれない」という枠にとらわれてしまうのは、
目に見えているから・・・。

変なところに無駄に真面目な性格を、
なんとかしたいものです。

 

 

でももう、この「はじめましてリカちゃん」の写真は、撮れないのかな。

 

自分で言っておいてなんですが、実はまだ迷っています。

やっぱり、たまにはそっと着替えさせて、
そっと写真を撮ってみたりしちゃおうかな。

 

「お人形にとっての幸せとは」

なんて、答えの出るはずのない疑問を、つい考えてしまいました。

 

思い付きで考えて、思い付きで行動しても、お人形はいつも応えてくれるから。

今まで通り、好きなようにお人形遊びを続けて行こうっと。

 

 

【モデルドール】
はじめましてリカちゃん

 Up 2018.  4. 7
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